虐待と空気
facebookに気になるシェアが来ていた
なんと、自分の子供2人が児童相談所に拉致をされて薬漬けにあっているというのだ。虐待もしていないのに、保育園の先生が通報をしたという。
僕の中では、児童相談所は、子供のことを考えながら、でも虐待に気づくことが出来なかったり、対処が足りなかったりして、世間に叩かれる。
そんな組織だとここ最近の子供に関するニュースで思っていた。
twitterやfacebookではこういったほんとかウソか良く分からないツイートやシェアがときたま飛んでくる。
こういうことに対して、否定する材料が僕には無いし、肯定する材料もない。
だから、心の中で変だなぁとか不思議だなぁと思っていても、そういう発信をしている人に対して頑張ってください!とも嘘をつくな!とも言わない。
でも、こういう発信に対して、頑張ってください!とか、あなたの気持ちわかります!とか、児童相談所はひどいです!とか私は霊魂が見えるので児童相談所の担当者を呪います!みたいなことを言う人はちょっと気持ち悪いと思ってしまう。
正義感あふれる人がきっと今の世の中多いんだろう。
こういう人たちがシェアを広げ、正義感の輪を作っていく。
しかし、その輪が誤った方向に進むのをこれまでたくさん見てきた。
最終的には2chのニュー速VIPってところで見ました!みたいな、責任の所在が行方不明になってしまって、漠然とした「空気」が悪いことになってみんな忘れていくのだ。
判断材料がない正義感が断罪を行うもんだからタチが悪い。
芸能人が離婚したニュースでモラハラが問題になったりする。
そのニュースの一面を見て、モラハラするなんてひどい!若い奥さんに対してありえない!と反応になる。
しかし、実際その場で2人の間に何が起きているかなんてわからないのだ。
だから、他人がとやかく言うべきではないと僕は思う。
でも、言ってしまう気持ち、言いたくなる気持ちも分からないでもない。
分からないでもないから、よけいに気を付けようと思う。
世間がもう少し、よけいなことに首を突っ込まずに、優しくなれたらいい。